国立感染症研究所と、厚生労働省新型コロナウイルス感染症対策
アドバイザリーボード・データ解析チームが公表した、
2021年6月15日作成の資料を見ますと、
東京・大阪・兵庫・京都で酒類の提供停止が
行われはじめたのは、4月25日以降ですが、
その前後の4都府県の実行再生産数を見ますと、
酒類提供停止よりもずっと以前から、
実行再生産数はなだらかに低下へと向かっており、
その延長線上で、たまたま4月後半から1.0を下回る状態になっただけ
ということがよくわかります。
推定感染日ごとの実行再生産数の推移も見てみましょう。
上から順に、
「全国」
「首都圏(東京・神奈川・千葉・埼玉)
「関西圏(大阪・京都・兵庫)」
です。
首都圏と関西では、4週間ほど時期がずれてはいますが、
全国的には、3月の4週目ごろが実行再生産数のピークで、
微減・微増はあったとしても、なだらかに低下の道を
たどっていたことがよくわかります。
酒類の提供停止と関係があるとは言えません。
さらに、東京都公表のモニタリング会議の資料で、
濃厚接触者の感染経路を見てみますと、
6月1日~7日の週も、その翌週も、
半数以上は「同居」の家族などからの感染。
次いで「職場」が20%程度。
その一方で「会食」は10%未満にすぎません。
飲食店で酒を飲むことが感染を広げていると言い、
酒の提供を辞めさせるのならば、
家族が同居することも辞めさせるべきですね。
当たり前ですよね、一番の感染場所なんですから。
会社・官公庁などで働くことも、
すべて辞めさせるべきですね。
飲食店はスケープゴートです。
騙され続けています。
こんな、めちゃくちゃにいい加減なことに、
いつまでも黙って従っていてはダメです。
何度も何度も憲法違反を繰り返して、
権力に殴られているのですから、
それでも延々と大人しく従うままの国民に、
問題なしとは言えないです。